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大事なことを言ってから

余命宣告を受けたわけではありませんが、このところ自分の中で鳴り響いている言葉があります。

大事なことを言ってから、逝こう。

エンディングノートに書く項目はいろいろありますが、その多くは遺族が困らないようにするためのもの。それに併せて、自分の人生や生き方の中で最も大切な真実にも触れておくべきだと思うのです。

  • 人生の選択をどんな思いでしたのか
  • 自分の人生は何のためにあったのか
  • 生きてきた中で得た教訓は何か
  • これまで生きてきて後悔していることは何か

といったことです。

もちろん、普段から家族内で自然にこうしたことが会話にのぼり、家族みんなが「改めて言われなくても、ちゃんと分かっている」ということなら理想的です。でも、そんな家族は少数派でしょう。

上では項目例を4つ挙げましたが、そもそも「何が大事なことか」についても人の考えはそれぞれのはず。でも中身は何であれ、そうしたことを真剣に考え、言葉にしておくのはそれこそ「大事」。人生の中で最も優先順位の高いことの一つと言えるでしょう。明確なテーマや使命を持つ人であれば、それを実行するのが第一順位になりますけど。

その意味では、「大事なことを言ってから、逝こう。」より大事なことがあるとしたら「大事なことをやってから、逝こう。」くらいではないでしょうか。


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